【検証】メントスコーラってオモロいん?
こんにちは、ライターの「てってー」です。
皆さんは、数年前にネットの海を埋め尽くした、あの「黒い汁を噴出させて大騒ぎする動画」を覚えていますか?
そう、、、
メントスコーラです。
当時、我々「てってー」と「Hachibei」は、画面のこちら側で死んだ魚のような目をしてそれを見ていました。
「大の大人がカメラの前で…何がおもろいねん…」
「なんか見ててさぶいわ…。」
そんな、元逆張りオタク特有の冷めた視線が、我々の「正義」でした。
それから時は経ち、我々も大人になりました。
今もまだあの面白さがわかっていませんが、私はふと思い立ち、Hachibei氏にきいてみました。
「やったことない事なら、一度やってみます?」
そういうわけで、その日のうちに決行することになりました。
このポロっと出た吐き出しから、
「そのバカバカしさをあえて今、冷静に解剖してみるべきではないか」
という面倒くさい知的好奇心が生まれ、突発的な行動に至りました。
1. 「分析」という名の、傲慢な入り口
てってー:正直、今さらメントスコーラをやる意味、1ミリも感じないですよね。でも、だからこそ今、我々がやることで「何か」が見える気がしませんか?
Hachibei:同感です。流行りから数周遅れて検証する。そこにこそ、真のリテラシーが宿る気がしますね。ニーズがあるからこそ社会現象化したわけだし、主観を抜いて再定義してみましょう。
てってー:実際にやってみれば、我々の冷めきった心にも、何か熱いカタルシスが込み上げてくるかもしれない。期待大ですよ。
2. 【実写】薬局のレジと、一粒のメントス
検証にあたり、我々はまず近所の薬局へ向かいました。そこで350mlのコーラを手に取った瞬間、「いい歳した男二人が、これから何をするかバレているのではないか」という、特有の自意識過剰な羞恥心に襲われます。
結局、メントスは薬局になく、近くのコンビニで買い足すことに。
「同じ店じゃなければわかりようがない。」という安心感に救われながら、我々は戦場(公園)へと向かいました。

(覚悟決まった表情のHachibei氏)
てってー はい、回してます。人生の特異点、見せてください。
Hachibei いくぞ。物理法則の向こう側へ……。


(Hachibeiが、慎重に一粒のメントスを投入する)

(!?)

(・・・・・。)

(しょぼーん。)
Hachibei ……。
てってー ……あ、なんか出ましたね。シュポポポ……って。
Hachibei え、終わり? 今ので終わりなの?
そこにあったのは、画面を埋め尽くす大爆発ではありませんでした。
350mlのボトルから、遠慮がちに溢れ出た薄茶色の泡。
服も靴も無事でしたが、手だけが妙にベタベタするという、極めて小規模で、極めて不快な現実だけが残りました。
その全貌はYoutubeにアップしています。
【動画:メントスコーラを冷徹に検証してみた結果】
3. 数日後の気づき:我々は「エンタメの算数」を間違えていた
撮影から数日後。
手のベタつきを石鹸で洗い流し、賢者タイムの極みに達した我々は、改めて過去の動画を検索し、ある残酷な事実に気づきました。
てってー ……Hachibeiさん。今さら気づいたんですけど、YouTubeの有名人たち、メントス一粒なんてケチなことしてないですね。
Hachibei えっ?
てってー そもそもなんですけど、「メントスコーラで〇〇してみた」っていう企画ありきのエンタメっぽくて。さらにメントスも数十個単位で投入してるし。シンプルなものでも、噴き出すコーラを飲めるのかどうかってのが基本みたいです…。
Hachibei 俺たち、ただ単に「一粒」入れて、ただ単に「手がベタベタ」になっただけ……?
4. 結論:この「不完全燃焼」こそが、我々のリアルである
実際に体験してみて、ようやく「真実」に辿り着きました。
メントスコーラが面白いのではありません。
「企画としての過剰さ」と「圧倒的な物量」、さらに「バカになりきれる熱量」。
この3つが揃って初めて、あの「面白い動画」は成立していたのです。
中途半端に一粒のメントスに全てを託した我々は、エンタメの算数すらできていなかった!
しかし、同時にこうも思うのです。 派手な爆発が溢れるネットの海において、あえて「一粒だけ入れて、手がベタベタになっただけの地味な真実」を報告することにこそ、我々らしい価値があるのではないか、と。
・・・ええ、本当に思っていますよ。なんですか?
この不完全燃焼な空気感からでも、「誰も得しない、でも嘘のない真実」を我々は「体感」をもってひとつ学ぶ事が出来ました。
(文:てってー)
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